I. はじめに:ビーチコーミングの魅力と愛媛の可能性
愛媛県は、多様な海岸線を持つビーチコーミングに最適な地域です。ビーチコーミングは、貝殻やシーグラス、流木など「海の宝物」を探し集める活動で、自然や文化に触れる奥深い魅力があります。本レポートでは、愛媛県のおすすめビーチコーミングスポット5選と、安全に楽しむためのヒントを紹介します。
II. 愛媛のおすすめビーチコーミングスポット5選
愛媛県には、シーグラスが豊富な場所、珍しい貝殻が見つかる場所、そしてユニークな体験ができる場所など、多種多様なビーチコーミングスポットが存在します。
1. 夢永海水浴場 (Mue Beach): 自然が織りなす小石の海岸
佐田岬半島にある夢永海水浴場は、約300m続く天然の小石の海岸です 。波で研磨された美しいシーグラスや陶器の破片、ウニ殻、小さな貝殻が見つかります 。透明度が高く、静かで落ち着いた穴場として知られています 。無料駐車場、無料シャワー(冷水)、トイレが完備されており、快適にビーチコーミングを楽しめます 。
2. 須ノ川海岸 (Sunokawa Coast): 日本の渚百選に選ばれた玉石の海岸
「日本の渚100選」に選ばれた須ノ川海岸は、波に磨かれた美しい「玉の浜石」が特徴です 。足摺宇和海国立公園内に位置し、サンゴの欠片や珍しい貝殻が見つかる可能性があります 。約1km続くウバメガシの林と青い海の絶景が広がり、キャンプや海水浴も楽しめます 。管理事務所、コイン式温水シャワー(有料)、水洗トイレ、炊事棟、休憩棟など設備が充実しています 。
3. 四国中央市(寒川豊岡海浜公園ふれあいビーチ・関川河口干潟周辺): 珍しい貝殻の宝庫
四国中央市の寒川豊岡海浜公園ふれあいビーチと関川河口干潟周辺は、珍しい貝殻の宝庫です 。特に寒波後は多くの貝が打ち上がります 。人工海浜では外部からの砂により多様な貝殻(マルヒナガイ、ヒメウズラタマキビ、イセヨウラクなど)が見つかり 、自然干潟では干潟固有の貝類(トゲウミエラ、ハボウキガイ、ミヤコボラなど)が豊富です 。寒川豊岡海浜公園には駐車場とトイレがあります 。
4. 馬島 (Umajima): しまなみ海道の隠れたシーグラススポット
しまなみ海道の馬島は、グランピング施設「グランルークしまなみ」でシーグラス拾いアクティビティが通年提供される隠れたスポットです 。人口10人未満の静かな島で 、来島海峡大橋のエレベーター(徒歩・自転車・原付バイクのみ、有料) または波止浜港からの定期船でアクセスできます 。エレベーターからは絶景が楽しめます 。
5. 見近島 (Michikajima): 自転車・バイクで渡れる穴場の無人島
しまなみ海道の見近島は、貝殻やシーグラスのビーチコーミングに適した穴場の無人島です 。波打ち際の小石のラインが狙い目です 。自転車・バイク・徒歩でのみアクセス可能で 、無料キャンプ場が併設されており、自然の中でゆったりと楽しめます 。来島海峡大橋経由で訪れることができます 。
III. ビーチコーミングを楽しむためのヒントと注意点
ビーチコーミングを安全に、そして最大限に楽しむためには、事前の準備と環境への配慮が不可欠です。
準備するもの:服装、持ち物リスト
ビーチコーミングには、汚れてもよい動きやすい服装と、ガラス片などから足を守るスニーカーや長靴が必須です 。日焼け対策に帽子、サングラス、日焼け止めも忘れずに 。危険物から手を保護するため、軍手やビニール手袋を必ず持参し 、拾ったものを入れる袋や瓶、水分補給用の飲み物も用意しましょう 。危険物確認用の棒 やジップ付き袋も便利です 。
安全に楽しむために:危険物への注意、潮汐の確認
安全な場所を選び、海水浴シーズン中の混雑した海水浴場は避けましょう 。海が荒れた後は珍しい漂着物が多いですが、天候回復後に訪れてください 。海岸には薬品や注射針、毒性生物の死骸など危険な漂着物があるため、素手で触らず、棒などで安全を確認しましょう 。最適なのは潮が引く「大潮の干潮時」で、波打ち際や小石のラインを重点的に探すと良いでしょう 。
環境への配慮:持ち帰るもの、残すもの
貝殻やシーグラス、流木は持ち帰れますが 、サンゴや生きた貝、砂の持ち出しは生態系保護のため基本的に禁止されています 。
V. 終わりに:愛媛の海が育む豊かな自然
愛媛県の多様な海岸線は、ビーチコーミングを通じて新たな発見と感動をもたらします。この活動は、海の美しさや豊かさだけでなく、海洋プラスチックごみ問題 といった環境問題への意識を高める機会でもあります。ゴミを拾い、適切に処理することは、環境保全への貢献に繋がります。愛媛の海でのビーチコーミングが、忘れられない体験となり、海への深い愛情を育むことを願います。


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